故事成語四コマ倉庫

【愚公山を移す（ぐこうやまをうつす）】（『列子』）

困難なことでも努力を続ければ、成就するというたとえ。
※４コマ目の「天帝」は、宇宙を支配する神さま。

【杯中の蛇影（はいちゅうのだえい）】（『晋書』）

疑えば、つまらぬことで神経を悩ますたとえ。

【無用の用（むようのよう）】（『老子』）

一見、役に立っていないものが、大きな役に立っていること。

【大器晩成（たいきばんせい）】（『老子』）

大人物は、すぐには成功せず、あとになって大成するものである、の意。

【一日三秋（いちじつさんしゅう）】（『詩経』）

（一日会わないと三年会っていないように思うことから）とても待ち遠しく思うこと。
「一日千秋」という言葉もある。

【蟷螂の斧（とうろうのおの）】（『淮南子』他）

弱い者が、自分の力をわきまえずに、強い敵にむかうたとえ。

【鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん（にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん）】（『論語』）

小さな物事を処理するのに、大がかりな手段を使う必要はないこと。

【仁者に敵なし（じんしゃにてきなし）】（『孟子』）

仁徳のそなわった人は、愛情を持ち人と接するので、敵となる者がいない。

【墨子糸に泣く】

環境やまわりからの影響によって、人は善人にも悪人にもなるということ。

【菟糸燕麦（としえんばく）】（『太平御覧』）

名前ばかりで、中身がともなっていない。有名無実。

【郢書燕説（えいしょえんせつ）】（『韓非子』）

つじつまのあわないことに、理由をこじつけること。

【桂玉之艱（けいぎょくのかん）】（『戦国策』）

よその土地からやってきて、物価の高さに苦しむこと。

【独眼竜（どくがんりゅう）】

隻眼の英雄のこと。

【陶朱猗頓の富（とうしゅいとんのとみ）】

巨万の富のこと。

【之を知る者は之を好む者に如かず　 之を好む者は之を楽しむ者に如かず（これをしるものはこれをこのむものにしかず　これをこのむものはこれをたのしむものにしかず）】（『論語』）

知ることは好むことに及ばない。好むことは楽しむことに及ばない。