故事成語四コマ倉庫

【杜撰（ずさん）】（『野客叢書』）

詩文などにまちがいが多いこと。
やり方がいいかげんで誤りが多いこと。

【西施の顰に倣う（せいしのひそみにならう）】（『荘子』）

いたずらに人の真似をして、世の物笑いになってしまうこと。

【青白眼（せいはくがん）】（『晋書』）

青眼…自分の好きな人をよろこび迎える心が現れた目つき。
白眼…人を冷遇する目つき。白い目で見る。

【席巻（せっけん）】（『戦国策』）

むしろを巻くように、片端から土地をとること。
激しい勢いで、勢力を広げること。

【切磋琢磨（せっさたくま）】（『詩経』）

仲間同士で学問にはげむこと。

【雪中の筍（せっちゅうのたけのこ）】（『三国志』注に引く『楚国先賢伝』）

親孝行なこと。
また、得難いものを手に入れるたとえ。

【創業は易く守成は難し（そうぎょうはやすく　しゅせいはかたし）】（『貞観政要』）

事業を起こすことより、それを受け継ぎ続けることが難しい。

【糟糠の妻は堂より下さず（そうこうのつまはどうよりくださず）】（『後漢書』）

貧乏をともにした妻は、出世した後にも家から追い出してはいけない。

【宋襄の仁（そうじょうのじん）】（『春秋左氏伝』）

無用のなさけ。時と場合にそぐわない憐れみ。

【太公望（たいこうぼう）】（『史記』）

釣りをする人。釣師（つりし）。

【他山の石、以て玉を攻むべし（たざんのいし、もってたまをおさむべし）】（『詩経』）

劣った人の言動も自分を磨く役に立つ。

【蛇足（だそく）】（『戦国策』）

あっても無駄なもの。余計なもの。

【断腸（だんちょう）】（『世説新語』）

腸がちぎれるほどの悲しみ。

【知音（ちいん）】（『呂氏春秋』）

親友のこと。よく心をわかりあっている人。
※「琴（きん）」は中国の伝統楽器。文人のシンボル。日本のこと（箏）とは異なり、琴柱（ことじ）がない。

【池魚の殃（ちぎょのわざわい）】（『呂氏春秋』）

意外な災難や、まきぞえにあうこと。