故事成語【追加分】

折檻

【折檻（せっかん）】（『漢書』）

強くいさめること。厳しくしかること。現代では体罰の意で使われることが多い。
知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず

【知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず（ちしゃはまどわず、じんしゃはうれえず、ゆうしゃはおそれず）】（『論語』）

知恵がある者は迷うことはない。仁を備える者は悩むことがない。勇気あるものは恐れることがない。
和光同塵

【和光同塵（わこうどうじん）】（『老子』漫画は五十六章だが、四章にも登場）

知者が、知の光をやわらげ、世俗に同化し、交わること。
また、仏教で、仏が本来の光を隠し、塵に同じて、人々を救うこと。
私淑

【私淑（ししゅく）】（『孟子』）

直接の教えはうけないが、ひそかにその人を師と慕い、学ぶこと。
蟷螂の斧

【蟷螂の斧（とうろうのおの）】（『淮南子』他）

弱い者が、自分の力をわきまえずに、強い敵にむかうたとえ。
遼東の豕

【遼東の豕（りょうとうのいのこ）】（『後漢書』）

世間知らずのため、つまらぬことでうぬぼれるたとえ。
※「豕」は、ぶたのこと。

【メモ】白頭の豚というのが、頭だけが白いのか、全身白いのか、迷いましたが、頭だけ白いバージョンを上げます。
鶏鳴狗盗

【鶏鳴狗盗（けいめいくとう）】（『史記』）

（ニワトリの鳴きまねや、犬のように物を盗むというような）つまらない技能。
また、つまらない技能でも役立つことがあるたとえ。
暴虎馮河

【暴虎馮河（ぼうこひょうが）】（『論語』）

血気にはやって、無謀なことをすること。
臨池

【臨池（りんち）】（王羲之「与人書」）

習字のこと。
越鳥南枝に巣くう

【越鳥南枝に巣くう（えっちょうなんしにすくう）】（『文選』古詩十九首）

故郷が忘れがたいというたとえ。
一日の長

【一日の長（いちじつのちょう）】（『論語』）

少しだけ年長であること。人より少しだけ多く経験や知識があること。
枕を高くして寝る

【枕を高くして寝る】

安心して眠ること。
学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや

【学びて時に之を習う、亦た説ばしからずや（まなびてときにこれをならう、またよろこばしからずや）】（『論語』）

学問をし、折りに触れ復習する、なんと喜ばしいことではないか。
明眸皓歯

【明眸皓歯（めいぼうこうし）】（杜甫（盛唐）の詩「哀江頭」より）

澄んだ瞳と、白い歯。美人のたとえ。
羽化登仙

【羽化登仙（うかとうせん）】（蘇軾「前赤壁賦」）

中国の古い信仰で、羽が生えて仙人になり天にのぼること。