故事成語【追加分】

尾を塗中に曳く

【尾を塗中に曳く（おをとちゅうにひく）】（『荘子』）

士官して高い地位で束縛されるよりも、貧しくても自由がいい、というたとえ。
木に縁りて魚を求む

【木に縁りて魚を求む（きによりてうおをもとむ）】（『孟子』）

方法をあやまると、目的を達成できないたとえ。
朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり

【朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり（あしたにみちをきかば、ゆうべにしすともかなり）】（『論語』）

朝、真理を聞くことができたら、夕方死んでも悔いはない。
晏子の御

【晏子の御（あんしのぎょ）】（『史記』）

他人の権威に寄りかかって、得意になること。
梨園

【梨園（りえん）】

俳優の社会（特に歌舞伎）。
怪力乱神を語らず

【怪力乱神を語らず（かいりょくらんしんをかたらず）】（『論語』）

道理にそむくことや、理性で説明がつかないことを語らない。
亢竜悔いあり

【亢竜悔いあり（こうりょうくいあり）】（『易経』）

栄達をきわめた者は、あとは衰えるだけとなるから、つつしめ、というたとえ。
巧言令色

【巧言令色（こうげんれいしょく）】（『論語』）

口先がうまく、顔色をやわらげ、人を喜ばせ、こびへつらうこと。
殷鑑遠からず

【殷鑑遠からず（いんかんとおからず）】（『詩経』）

いましめとすべき前例は、近くにあること。
春秋に富む

【春秋に富む（しゅんじゅうにとむ）】

若くて、将来が長いこと。
芝蘭の化

【芝蘭の化（しらんのか）】（『孔子家語』）

良い友人と交わって受ける、良い感化。
掌中の珠

【掌中の珠（しょうちゅうのたま）】（傅玄「短歌行」）

手のひらの中の真珠のように、大切なもの。愛する妻や子ども。
大道廃れて仁義あり

【大道廃れて仁義あり（だいどうすたれてじんぎあり）】（『老子』）

正しい道徳が失われたからこそ、仁義の考えが言われるようになった、ということ。
天網恢恢疎にして漏らさず

【天網恢恢疎にして漏らさず（てんもうかいかい　そにしてもらさず）】（『老子』）

天の網は広大で目が粗いが、取り逃さない。悪事をすれば必ず天罰がくだること。
偕老同穴

【偕老同穴（かいろうどうけつ）】（『詩経』）

夫婦がともに老い、死後、同じ墓穴に葬られること。夫婦、仲良くつれそうこと。